2013年11月にフルサイズのミラーレスカメラα7が発売され市場を開拓したのがSONYです。
2018年には、キャノンとニコン、2019年にはパナソニックが先行するSONYを追うように参入してきました。
一眼レフカメラでシェアを独占していたキャノンとニコンの参入により選ぶ楽しみも増えてきたと思います。
20万円台前後のフルサイズクラスでは、SONYのα7iiiが人気でライバル機種がEOS RP、Z6、LUMIX S1の3機種の構図となっています。
フルサイズクラスでもSONYの対応出来ていないもう少しな部分を研究して各社特徴を出しているので用途にあった機種を選びやすくなったと思います。
タッチ操作のままシャッター切るやバリアングル液晶で自撮り撮影⇨EOS RP 2019年3月発売
EVF(液晶モニター)の見やすさ向上。上位機種のZ7と同じボディを採用⇨Z6 2018年11月発売
5.5段の手振れ補正暗いところでもブレずに撮影が可能⇨LUMIX DC-S1 2019年3月発売
今回は、基本性能の中で連射性能にキーワードを絞りα7iiiがワンランク上だということを紹介したいと思います。
SONY”α7iii” 連射機能のスペックについて
スペックを確認すると連射(AF-C時)10コマ/秒となっています。
例えば、疾走する競走馬を望遠レンズで撮影しても連射撮影の性能がいいのでよりリアルな写真撮影が出来ます。
お子さんの運動会の徒競走やペットの動き回るシーンを撮影する時にも決定的瞬間を取り逃すことなく安心して連射撮影を楽しむことが出来ます。
連射機能の性能がよければ結婚式の決定的なシーンの撮影にも有効なのでプロのカメラマンもフルサイズクラスの中でおすすめする機種となっています。
実際に私もいつも大型家電を購入する家電量販店の店舗のスタッフの方に聞いたところα7iiiの連射性能が同価格帯の機種と比較するとワンランク上ですと教えていただきました。
AF-C時とは
AF-CとはコンティニュアスAFサーボの略称です。
一般的によく使われる撮影方法で、シャッターの半押ししている間を常にピントを合わせ続けるモードのことをいいます。
EOS RPの連射機能のスペックについて
AF固定で5コマ/秒、追尾AFでは4コマ/秒とα7iiiと比較すると半分以下の速さです。2019年に発売されたミラーレスカメラで実勢価格だと17万円もするのにという印象です。
追尾時のピントはしっかり合うのでタイミングが合えばいい写真が撮れそうです。
Z6の連射機能のスペックについて
連射(AF-C時)5.5秒とこちらもα7iiiの半分程度の速さです。EOS RPより連射速度は速いですが価格もその分高いので当然の結果なのかもしれません。
被写体が動きのあるものは不得意な機種でAF追尾が一度外れてしまうと再開するまでに時間がかかってしまうという欠点があります。
※AF追尾再開をするには、AFボタン押しなおすだけで再開します。
動かない被写体のピント調整に定評のある機種です。
LUMIX DC-S1の連射機能のスペックについて
連射中のAF、追尾力にかなり優れておりピントを外さないと高評価の機種ですが連射(AF-C時)6コマ/秒とα7iiiより劣ります。
通常の連射撮影では、6コマ/秒と”α7iii”以外の他機種同等性能ですが、6K PHOTOなら画質は落ちますがおよそ30コマ/秒で撮影可能です。
パナソニック フルサイズ⼀眼カメラ DC-S1 特徴|連射性能 引用
「6K PHOTO」は、6Kサイズ(横6,000×縦3,000前後)の映像が有する画素数(約18M画素)と同程度の有効画素数を有する4:3、3:2の写真用アスペクトの映像から、写真を切り出す高速連写撮影機能。
価格は、α7iiiと比較すると1.5倍以上もしますので当然のスペックなのかもしれません。
SONY”α7iii” 連射機能、ライバル機種と比較した結果は
4機種と比較した結果、発売時期が一番早い機種にもかかわらずAF/AE追随で10コマ/秒とかなり早いです。
LUMIX DC-S1は、価格が1.5倍以上しますが通常の連射では、劣る性能でした。他2機種も連射性能は半分以下の数値でした。
特に注意しないといけないのがニコンのZ6です。動く被写体があまり得意でない機種なのでピントが外れる設定しなおし等必要です。
10万円前後のスタンダードモデル連射性能を比較
10万円前後のスタンダードモデルの中で連射機能を確認してみました。
10コマ/秒以上の機種は2014年3月に発売され現在底値のα6000。
2016年3月に発売のα6300。
2019年2月に発売され自撮りとタッチ操作対応のα6400。
SONYの機種しかありませんでした。
次いで8コマ/秒の富士フイルムX-T30となっています。
やはりスタンダードクラスでもSONYの連射性能がいいことがわかります。
※使い勝手を重視するスタンダードクラスのミラーレスカメラは、α6400が人気機種となっています。
ネット上の悪い口コミ、良い口コミまとめ
ここではSONYα7iiiの連射性能の口コミをしっかりと調べて、有益なものだけを紹介します。実際に使用した方の口コミや評判を知りたい方は是非チェックしてください。
悪い口コミ
レンズが高いのが気になります。
オススメのカメラの型番だけ叫んどくね!!!!!!!!!
— 兵卒のくれはちゃんです🦔 (@strongnayatsu) July 10, 2020
Z6(望遠はないけど風景なら最高)
α7Ⅲ(動態追従いい!レンズ高い)
α6400(小型で動態追従いい!)
Z50(キットレンズの解像度がいい!)
EOS90D(レフの連射ならこれ)
D500(レフの連射ならこれ)
D7500(ディズニーのショーパレは全然戦える)
動いている被写体を撮影するのに向いているAFの機能と連射スピード。
【Sony α7Ⅲ】
— 秋月与太郎 (@accgc0021) March 3, 2018
1.良い点
・高速、正確に食いつくAF
・改良された精度の高い瞳AF
・α7RⅢと同じボディにより、改良されたホールド性
・130枚以上連射してもバッファフルにならない(書き込みはSDカードの性能による)
・コスパ最強
2.気になる点
・超望遠レンズ群が少ない(これから増える)
(続く)
汎用品も望遠レンズが少ないから遠くの被写体の撮影は厳しそうです。
【急募】α7IIIで流し撮りする方法
— ぎんぢ🇦🇶 (@gingrion) May 3, 2021
ミラーレスの常で連射するとファインダーがコマ送りになるのがめっちゃ違和感。 pic.twitter.com/syasjJixK0
α7IIIに限った話ではないですがコマ送りになるのはストレスに感じますね。
良い口コミ
10万円前後のスタンダードモデルで秒間10コマの連射性能はスペック良すぎです。
■SONY α7III(カメラ)
— みるくま (@milukuma) May 19, 2018
超インテリジェントな瞳AF、十分すぎる連射性能(秒間10コマ)、安心の高感度(ISO6400は余裕)、そして800枚は撮れるバッテリーにサイレントシャッターまで備えています。最高です。初心者こそ買うべき「ベーシック」フルサイズです。個人的にはたまにAFが突然迷うことだけが残念
サイレントシャッターもついているから動物が走るシーン、鳥が飛ぶシーンにも活躍しそうです。
首里城の展望台では、最近導入したフォクトレンダー35mmf1.4でパシャリ。開放で撮って盛大なフレアを出して遊んでました。
— 羽田洋@ヒロ (@hiroswing_) November 8, 2020
後は陽が落ちる瞬間を連射して撮った一枚。とても美しい。#沖縄 #α7iii #首里城 pic.twitter.com/0VOGqMJLrQ
決定的瞬間を逃さず撮影できるのがすごいです。
フルサイズミラーレス一眼(α7III)を買って改めて威力を感じた一枚.105mmのレンズで,しかもろくすっぽ合わせず流し撮りのモノマネ&フルオート連射でピントが合ってる…
— らご@C99申込中 (@lagopus_kazuya) June 22, 2020
まだまだ腕が足りないし,レンズも足りないけども…#那須どうぶつ王国 #ダルマワシ #α7 pic.twitter.com/n07F4ZM82G
流し撮りでフルオート連射でピントが合うオートフォーカス性能も高いです。
まとめ
今回、連射性能を比較した4機種の中で発売時期が最も早いのがα7iiiです。
にもかかわらず、通常の連射では、およそ2倍の連射性能と2歩くらい先をいっている感じに思えます。
基本性能の連射機能以外もAFにピント抜けがないことや画質にノイズが少ないなど安定した性能で価格も抑えられている設定で人気のあるSONY”α7iiiです。
4月のアップデートでAF-C時にシャッター半押し状態で瞳AF が使えるようになったことと動物瞳AFの機能追加と最強スペックのミラーレスカメラです。
基本性能は、上位機種のα7Riiiと大きくは変更ないので長く使える名機としてα7iiiを選んでいいのかもしれません。