ミラーレスカメラのこと詳しくなると「フルサイズ」という言葉をよく耳にするようになります。
イメージセンサーが大きいほど画質には有利と言われているミラーレスカメラ。
今回は、ミラーレスカメラにとって重要なキーワード写真を記録するイメージセンサーのフルサイズについて紹介します。
ミラーレスカメラの特徴と人気の理由
- なぜ、スマホのカメラあるのにミラーレスカメラが人気なのか。
- 一眼レフと比較して軽いの?ミラーレスって何?
- 画質って向上するの?
- ミラーレスカメラが注目された理由
持ち運びメインで使うことを考えた時におすすめの理由をまとめました。
なぜミラーレスカメラが盛り上がっている?
一眼レフのシェアを確認してみると2019年は、1位Canonが57.4%でした。2位Nikon39.3%で2強の状態がずっと続いています。
キャノンやニコンがあまり力を入れていなかったミラーレスカメラに目を付けたソニーが2013年にフルサイズミラーレスカメラを発売しました。
少しずつシェアを伸ばし2018年ではフルサイズ市場でSONYが世界シェアトップになりました。
SONYが、2018年にフルサイズ市場で世界シェアトップになった。
2018年の秋ごろから一眼レフ2強のキャノンとニコンが参入してきたこと。
ニコン初のフルサイズ判ミラーレスカメラ「Z7」と「Z6」が発表されました。同時に標準ズーム24~70mmF4など新型レンズや、従来レンズが使えるマウントアダプターも発表。メモリーカードはXQDカードのみでSDもCFも使用できない。うーむ、ニコン大胆、勇敢です。 pic.twitter.com/BDDMQasnTj
— 田中希美男 (@thisistanaka) August 23, 2018
遂にキタ〜‼️
Nikon Z6 ‼️
フルサイズデビュー‼️
α55,α57,RX10MIIIと使ってきて、
何故にα7IIIにしなかった⁉️
ほんと、この2ヶ月あまりSONYのレンズカタログやらYouTubeやら見続けていたのに!
Z6の魔力にス〜っと吸い寄せられた感じです〜\(//∇//)\#Nikon Z6 pic.twitter.com/L9mtBN6eNO— 仙台映画制作どっちつかずII (@II99474137) February 8, 2020
2019年の春ごろからPanasonicも参入してきたこと。
SONYのα7Ⅲが市場で大人気となりCannonとNikon、パナソニックも参入。シェア争いもありどんどん進化していること。
※SONY α7Ⅲの実勢価格(ボディのみ)2019年5月時点で24万8270円です。
ソニー1強だったミラーレス市場に一石を投じたのがキャノンです。
EOS RPのタッチ操作が人気です。自撮りも楽しめるので女性ユーザーに評価高い入門機です。
キャノン EOS R 先行展示はじめましたー \( ‘ω’)/✨「写真は進化する。光学の可能性を広げる新イメージングシステム“EOS Rシステム”が誕生。35mmフルサイズCMOSセンサー搭載のミラーレスカメラです!2階カメラコーナーまでお立ち寄りください😃✨ pic.twitter.com/wsAp1uFKsT
— ビックカメラJR京都駅店@京都たん【公式】 (@biccamerakyoto) October 13, 2018
35mmフルサイズCMOSセンサー搭載で光学の可能性を感じることが出来ました。
一眼レフのユーザーが買い替えしていく理由は、軽量コンパクトで腕が疲れないことでした。
キヤノンがRFマウントを採用したEOS Rシステムのフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ「EOS R」を発表。参考価格は237500円程度。常用ISO感度が100~40000の3030万画素。EVFは369万画素OLEDで視野率約100%。撮影時本体重量は約660グラム。Type-C端子装備でPD充電も可能。 pic.twitter.com/j8ObzGpjW1
— 山田祥平(syohei yamada) (@syohei) September 5, 2018
ソニーが得意とするデジタル技術を駆使してイメージセンサーを使うミラーレスカメラの高画質で小型化の開発をいち早く進めたことでスマホにはない画質性能、一眼レフにはない持ち運びのしやすいカメラが支持されています。
フルサイズってなに??
ミラーレスカメラのことを調べていくと必ず耳にするフルサイズ家電量販店のスタッフさんの説明でも度々紹介されていた言葉だったし、価格comやカメラの専門誌で調べても詳しい方がイメージセンサーが大きいほど画質には有利と商品を購入する際に重要なポイントとなります。
画像エンジンが一括処理と構造がシンプルな分画像エンジンの性能に依存します。
ミラーレスカメラは、画質はイメージセンサーの大きさで左右されるといっても過言ではありません。
センサーが大きければ当然同じ画素数でも1つ1つの画素の面積が広くなるので多くの光を取り込むことが可能です。
光量が少ない夜間でも明るさや色合いに差が出ます。
センサーサイズが大きいほど高感度設定での撮影時でもノイズが少なく仕上がりがきれいになります。
これにより撮影後の編集、背景の色の明るさを調整しても画質が悪くなることがさけられます。
カメラのイメージセンサーの代表的なサイズについて
・1/2.3型※6.2×4.7m
エントリーモデル1万円くらいで購入できるコンパクトカメラや高価格のスマートフォンに使われています。
スマホは、小さなセンサーを画像処理技術で補ってコンパクトカメラと同等もしくはそれ以上の色合い、きれいな写真にしています。
- 1型※13.2×8.8m
2万円以上の高価格帯、画質重視を重視したコンパクトカメラによく採用されています。
- マイクロフォーサーズ※17.3×13mm
主に、オリンパスとPanasonicが採用しています。
- APS-C※22.2×14.9mm・23.6×15.8mm
22.2×14.9mmは、Cannonが採用しています。
23.6×15.8mm富士フイルム、SONYが採用しています。
- フルサイズ※36×24mm
フルサイズは、SONY、Nikon、Cannon、パナソニックとドイツのライカが採用しています。
フルサイズのメリットって?
感度とぼかしに差が出ます。
RAW形式の写真は現像の仕方でかなり見栄えが変わる pic.twitter.com/BQJ839cMiO
— よっ氏 (@yossy1129s) May 14, 2015
フォーサーズは、思うようなぼかしのある撮影が出来ません。
フルサイズのイメージセンサーなら大きなボケを作りやすいのが特徴です。※ぼかし、大きなボケも撮影できるスマホも最近では増えています。
※HUAWEI P20は、ライカレンズ(SUMMILUX-H 1:1.6/ 27 ASPH)を2つ搭載して美しいボケを再現しています。
ミラーレスカメラにレンズ3種持って取材してきたんだけど、ブレない、軽い、レンズ交換楽、可動モニタ便利すぎ、何よりくそ楽しい。ポートレートはフルサイズだけど、それ以外はこれだわ… pic.twitter.com/n0HVwzWTQb
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) September 25, 2015
ミラーレスカメラを選ぶ時には、フルサイズを選ぶべきとメリット
- 光量少なくきれいな仕上がり
- 感度と大きなボケ
- 一眼レフカメラよりコンパクト
※軽い(フルサイズで比較⇨CannonのフルサイズEOS 5D MarkⅥ:890g EOS R:660g Cannonだと230g軽い!)
フルサイズのデメリットは?
フルサイズになるとカメラの設計構造を見直したとしても軽量コンパクトにするのが難しくなります。ミラーレスの魅力の軽いという最大のメリットが失われてしまうことも。
ミラーレスカメラと「最高画質」なコンデジを買って以来、まったく出番がなくなったデカくて重いフルサイズのデジイチを、広角・標準・望遠レンズと一緒に売ってきたった pic.twitter.com/g2yMEXqyNW
— なかはし (@hitoribayashi) July 27, 2014
イメージセンサーが大きくなればなるほどでかくて重くなってしまうため、撮影したい被写体と予算に合わせてコンデジ、一眼レフ、ミラーレスから選びメーカーとスペックを確認することおすすめします。
センサーが小さくなるほど遠くの被写体も撮影が可能になります。
数日前ネタで買った、Nikon V1の望遠性能が鬼凄かった。(中古で7800円)
やはり、センサーは小さいほど望遠向き。フルサイズと比較しても明らかに解像してる。実用Iso400までの望遠専門のおもちゃミラーレスカメラ。用途は天体か野鳥か動画かな( ̄▽ ̄;)w#月 #ニコワン pic.twitter.com/1GSuBWeHla— うばちゃ☕ (@uvacha100p) August 1, 2017
フルサイズ=高画質 ここにこだわることないと思います。 遠い距離から望遠レンズを使う場合には、撮影したい写真(野鳥や天体など)に合わせて使い分けおすすめです。月などかなり遠くの被写体の場合、小さいセンサーの方が解像度もアップします。
まとめ
スマホや一眼レフと比較するといいことがたくさんある分もちろんデメリットもあります。
レンズが大きすぎることです。
フルサイズミラーレスカメラは、構造がシンプルで薄型化。
フルサイズのミラーレスカメラを選ぶ方は画質は重視したい。
カメラのキタムラへ行きパナソニックのマイクロフォーサイズのレンズとフルサイズのレンズを比較したところ、2まわりくらい大きいなと印象を受けました。
画質追及をしていくフルサイズのレンズは、『大きくなる・重くなる・価格が高くなる』のがデメリットになります。
ミラーレスカメラは、2019年、SONY、Nikon、Cannon、パナソニックの4強です。
撮影中のファインダー(EVF)のやグリップの質で持ちやすさの向上、ボタンやダイヤルの仕様で設定しやすいなど入門機、上級機で価格差もありますが構造がシンプルな分写真を記録するイメージセンサーの大きさに画質は左右されます。
フルサイズにすべきかマイクロフォーサーズでいいのかなどメリットとデメリットを読んで購入前の判断材料にしてください。
ミラーレスカメラは、ティッシュペーパーやお米と違い消耗品ではないのでこれから撮影したい被写体に合わせ用途にあった商品を選んでください。