ケーブル無しで音楽を楽しめる完全ワイヤレスイヤホンが人気を博しています。理由は、スマホに入れた音楽をBluetoothで飛ばして気軽に聴けるから。
完全ワイヤレスイヤホンがあるとわずらわしいケーブル無しで音楽のある生活に様変わりします。
- ケーブル無しで装着感が快適に
- 通学・通勤が楽しくなる
- 音楽聴きながらスポーツできる
とはいえ、色々なメーカーから発売されておりどれを選べばいいか悩みますよね。
今回は、家電エンジニアが完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ理由6つの選び方、おすすめメーカー、機種について詳しく解説していきます。
完全ワイヤレスイヤホンをおすすめする理由
完全ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンを接続するケーブルがなくBluetoothイヤホンのこと。
完全ワイヤレスイヤホンならケーブル特有のわずらわしさがないため「ひっかかたり」「外れたり」「断線しない」ので音楽に没頭できます。
ワイヤレスイヤホンの種類
完全ワイヤレスイヤホン

完全ワイヤレスイヤホンとは「左右独立型イヤホン」や「TWS(True Wireless Stereo)」「トゥルーワイヤレスイヤホン」「フルワイヤレスイヤホン」などとも呼ばれることがあります。Appleの「AirPods」も、完全ワイヤレスイヤホンのひとつです。
引用:エレコム 完全ワイヤレスイヤホンとは?
左右のイヤホンが完全に独立しているタイプ。
左右独立型イヤホンとも呼ばれています。ほかにもトゥルーワイヤレスイヤホン・フルワイヤレスイヤホンなど。海外では、TWS(True Wireless Stereo)と呼ばれています。
小型・軽量で持ち運びしやすく便利ですが紛失しやすいので保管に注意が必要です。
左右一体型ワイヤレスイヤホン

左右一体型ワイヤレスイヤホンは、2つのイヤホンがケーブルで接続されているタイプ。
完全ワイヤレスイヤホンやネックバンド型イヤホンよりも比較的安価で購入できることが魅力です。使わない時は、首にかけておくだけでいいので目立たちません。
ケーブルを首にかけるタイプのイヤホンなのでわずらわしさはあるもの紛失の心配が少ないのもうれしいですね。
ネックバンド型イヤホン
左右一体型ワイヤレスイヤホンの首にかける部分が頑丈なイヤホンをネックバンド型イヤホンと呼びます。左右の耳にイヤホンを装着しケーブル部分に安定感のあるネックバンドを採用したタイプ。
首の後ろからケーブルを通しているのでわずらわしさはあるもののイヤホン紛失の心配がいりません。
ランニング、スポーツ、通勤・通学時など動きがあるシーンにおすすめです。
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完全ワイヤレスイヤホンの選び方
ここからは、完全ワイヤレスイヤホンと左右一体型ワイヤレスイヤホン(ネックバンド型イヤホン)の選び方をご紹介します。
完全ワイヤレスイヤホンは、大手オーディオメーカーから極端に安いメーカーが商品化しています。機種選びで後悔しないように以下の項目についてまとめました
- 装着感(フィット感)
- Bluetoothのバージョン(途切れにくさ)
- 音質(自分好みの音質か)
- 再生時間(バッテリー持続時間)
- 機能性(ノイズキャンセリング、外音取り込み、防水)
- おすすめメーカー
あなたのお使いのスマホ機種にあった完全ワイヤレスイヤホンを見つけてください。
装着感(フィット感)
好きな音楽に没頭したい人は、装着感をチェックしてください。
- フィット感があるか
- 耳内が密閉度高いか
- イヤーピースのサイズは変更可能か
イヤホンを選ぶ時に最も大事な要素となる装着感については、家電量販店やオーディオ専門店でもフィット感を確認することはむずかしいですよね。

バツグンの装着感を求める人は、耳栓のような形状のインナーイヤー型イヤホンを採用したモデルがおすすめです。
耳にフィットしていないと紛失の心配だけでなく耳内の密閉度が低くなりイヤホン本来の音を楽しむことが出来ません。
耳の小さな人はイヤーピースの大きさを変更してフィットするものを選びましょう。イヤーピースのゴムが柔らかいタイプなら長時間つけても耳が痛くならず快適です。
Bluetoothのバージョン(途切れにくさ)
通勤・通学などの人が多くいるとき、ランニングやスポーツなどの動きがあるときに使いたい人は、Bluetoothのバージョンは5.1以上※に対応したモデルがおすすめです。
音途切れを気にする人は、Bluetoothのバージョンは5.0以上をおすすめします。
- 音途切れないか
- Bluetoothのバージョンは5.0以上か
- 高速なデータ通信・優れた通信範囲・優れた接続安定性
基本的にBluetoothのバージョンは高い方が性能レベルが高いです。
人ごみのなかで音楽が途切れてしまうことを避けたい人はBluetooth 5.1以上に対応したモデルの中で機種選ぶとよいでしょう。
2019年に発表されたBluetooth 5.1(方向探知機能追加)に続き、2020年に発表された最新のBluetooth 5.2では、新技術のオーディオ技術「LE Audio」が搭載された。
引用:2020年に発表された最新版のBluetooth 5.2はなにがすごい?
最近では、さらにBluetoothのバージョンがアップした5.2も普及してます。ハイレゾ音源にも対応している新コーデック対応、オーディアシェアリングなど高性能を求める人におすすめです。
Bluetoothのバージョンをアップしても音切れを解消できない場合、スマホやオーディオプレイヤーの互換性の確認、対応の有無を確認しましょう。
音質(自分好みの音質か)
音質を求める人は、対応コーデックをチェックしてください。
- AndroidスマホやAndroid搭載オーディオ機器:aptXコーデックに対応したモデル
- iPhoneやiPadなどApple製品:AACコーデックに対応したモデル
- ソニーのウォークマンやXperia:「LDAC」コーデックに対応したモデル
Android機種対応のaptXコーデックでは、音のカットを行わない仕様になっているのでアーティストの想いをより忠実に再現できます。
Apple製品では、SBCコーデックよりも音質が改善され遅延も少ない特徴があります。
ソニー製品では、SBCコーデックよりも多くのデータ量を一度に送信できるのでより高音質なサウンドを楽しめます。
11月28日にライセンスを開始した“ハイレゾオーディオワイヤレスロゴ”に対応したオーディオコーデックとして“LDAC”が認証されたことをお知らせいたします。
引用:ハイレゾオーディオワイヤレス向けオーディオコーデック認証のお知らせ
日本オーディオ協会の「Hi-Res Audio Wireless」に「LDAC」コーデックが認定されたのも魅力の1つですね。
再生時間(バッテリー持続時間)
充電の手間、再生時間に悩む人は、バッテリーの持ち時間をチェックしてください。
- イヤホン単体の再生時間
- 充電ケースを合わせた再生時間
- 急速充電可能か
通勤・通学・スポーツシーン、出張時など通常の使い方であればイヤホン単体の再生時間は5時間もあれば十分です。
イヤホンケース自体充電できるタイプならモバイルバッテリーやパソコンにUSBコードを挿すだけでイヤホンを充電できるので連続再生時間(バッテリー持続時間)の心配は少なくなります。
イヤホン単体と充電ケースを合わせた連続再生時間を1日以上超える機種ならバッグにモバイルバッテリーの持ち運んだり自宅で充電の手間を省くことができます。
ハイスペックモデルでは、イヤホン単体で18時間以上連続再生できる機種。充電ケースを合わせると100時間以上連続再生機種もあります。
どんなシーンでもすぐに音楽を聴けるように5~10分ほどで1時間以上連続再生できる機種も検討してみてくださいね。
機能性(ノイズキャンセリング、外音取り込み、防水・防塵)
完全ワイヤレスイヤホンで人気の機能は3つあります。
- ノイズキャンセリング:周囲の雑音を低減
- 外音取り込み:マイクで周囲の音を聴こえる
- 防水・防塵性:屋外やスポーツジムで活躍
ノイズキャンセリング機能
周囲の音を遮断して音楽に没頭したい人はノイズキャンセリング機能がおすすめです。ノイズキャンセルは、専用マイクで周囲の音を拾い逆位相の音で周囲の雑音を低減します。
SONY「WF-1000XM4」は、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」を搭載し周囲の騒音を極限まで低減することに成功した完全ワイヤレスイヤホン。
Apple「AirPodsPro・AirPods Max 」のアクティブノイズキャンセリングでは、外向きのマイクと内向きのマイクを搭載しアンチノイズ機能で取り除きます。
ハイスペックモデルに搭載されている機能です。
外音取り込み機能
駅のホーム、コンビニの支払い時、屋外でランニングする時など音楽を聴きながら周りの状況を確認したい時に外音取り込み機能を搭載したイヤホンが活躍します。
防水・防塵性能
防水・防塵性能※が高ければ雨や汗などの水の浸入とホコリや塵など気にせず使うことができます。
※IEC規格で防塵・防水性を等級に分類しています。
防塵性能IP6Xは、完全な防塵構造。防水性能IPX8は、水の侵入に対する保護が最高レベルになります。
- スポーツジムや屋外で汗を流すランニング
- スポーツジムでシャワーを浴びる時
- 屋外で雨が降ったとき
- アウトドア、キャンプ、バーベキュー楽しむとき
防水・防塵性能が高いイヤホンならあらゆるシーンで活躍します。
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめメーカー
完全ワイヤレスイヤホンを発売しているメーカーは、数えきれないほどたくさんあります。
大手オーディオメーカーから極端に安いメーカーが商品化していますのでブランドの魅力、価格、性能面に違いがあります。
完全ワイヤレスイヤホン選びで後悔しないようにおすすめメーカーを紹介します。
アップル(Apple)
Appleは、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くアメリカ合衆国にある多国籍テクノロジー企業です。デジタル家庭電化製品では、iPhoneやiPad、Macbook、Apple Watchなどの開発・販売をしています。
Appleの完全ワイヤレスイヤホンシリーズは、AirPodsシリーズをラインナップ。
シンプルなデザインとAirPods Proのアクティブノイズキャンセリング機能など他のメーカーには真似できない魅力があります。
AirPods Proは、音質や機能が優れておりiPhone、iPadの相性がいいのでアップルユーザーに人気があります。
- 高音質:低域と中域の周波数を調節、高音域の細かな調整
- 長時間聴いても疲れない:軽量で着け心地もいい
- 臨場感あふれる空間オーディオ:ジャイロスコープと加速度センサー
- ワイヤレス充電対応:置くだけで手軽に充電
Appleの完全ワイヤレスイヤホンを少しでも安く購入したい人は、AirPodsがおすすめです。
ボーズ(Bose)
ボーズ(Bose)は、アメリカ合衆国に本社を置く、スピーカーを主とした音響機器開発製造企業です。ボーズ(Bose)の基準による独自の音を追求しており根強いファンがいます。小型のスピーカーで迫力のある低音を発生する音作りが定評があります。
ワイヤレスオーディオサングラスなど革新的な商品開発にも取り組んでいます。
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QuietComfort Earbudshaは、音質と使い勝手の良さが人気の完全ワイヤレスイヤホンです。
- 曲の音量に合わせて高音質に調整:アクティブEQテクノロジー
- 長時間聴いても疲れない:すぐれた装着感
- 周囲の音を遮断:すぐれたノイズキャンセリング機能
- ノイズを抑え周囲の状況も把握できる:Awareモード
- 操作がカンタン:タップやタッチ、スワイプで曲の操作。ノイズキャンセリング、Awareモードの変更がカンタン
SONY(ソニー)
SONY(ソニー)は、日本の総合電機メーカーです。1979年のウォークマン「TPS-L2」を発売し大ヒットを皮切りに世界初の携帯CDプレイヤー「ディスクマン」、ミニディスク(MD)など数々の音楽プレイヤー、音楽データの保存媒体など商品化してきました。
WF-1000XM4に採用した音声圧縮コーデックLDAC(エルダック)ではハイレゾ音源を再生可能で音質にこだわる人に人気です。
- Amazon Alexa搭載
- ハイレゾ相当:LDAC対応
- 高精度通話品質
- IPX4防滴性能
- ワイヤレス充電対応
SONY(ソニー)の完全ワイヤレスイヤホンを少しでも安く購入したい人は、WF-1000XM3がおすすめです。2019年モデルながら根強い人気があります。
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- 高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e、デュアルノイズセンサーテクノロジー:すぐれたノイズキャンセリング機能
- 高音質:DSEE HX(ハイレゾ相当)
- 高い装着性と安定性:耳の3点で支えるエルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー
まとめ
今回は、【最新】完全ワイヤレスイヤホンおすすめは?エンジニアが6つの選び方を解説しました。
完全ワイヤレスイヤホンの6つの選び方からあなたにぴったりの商品を見つけてください。
- 装着感(フィット感)
- Bluetoothのバージョン(途切れにくさ)
- 音質(自分好みの音質か)
- 再生時間(バッテリー持続時間)
- 機能性(ノイズキャンセリング、外音取り込み、防水)
- おすすめメーカー
完全ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothの通信によりケーブルのわずらわしさを感じずに音楽に没頭できる人気の商品です。これ1つで通学・通勤が楽しくなったり音楽聴きながらスポーツできるなど生活が一変します。
音切れを防ぐためにBluetoothのバージョンは、5.0以上の機種をおすすめします。
屋外の使用などで水に塗れやすい環境で使いたい人は、防水・防塵性能の高い機種を選ぶと安心して使えます。