ノートパソコンの性能を大きく左右するのはCPUです。普段何気なく使っているノートパソコンのスペックを確認してみるとインテルのシールが貼られセレロンやCore i5など搭載されているかと思います。
それもそのはず2018年時点でインテルのCPU搭載パソコンは97%と圧倒的なシェアだからです。
いままでAMDというと低価格なことで自作パソコンで選ばれていたのですがインテルと比較すると性能が劣っていたためパソコン販売台数シェアが高いHPは基本的にインテルを搭載してました。
日本メーカーのNECや富士通も同様に性能の安定しているインテル搭載モデルがほとんどでした。
ところが2019年春ごろからAMDのCPU『Ryzen』を搭載しているノートパソコンが増え始めました。
AMDのCPU Ryzenの登場で1年でシェア5倍
低価格は維持しながらインテル製のCPUの性能同等以上のRyzenの登場で1年でシェア5倍になりました。
インテルのCPUが供給不足も重なりRyzen採用に切り替えたメーカーが増えAMDが注目されています。
パソコンメーカーも採用するパーツやCPU、アプリなどユーザーにとって必要なものは精査しスペックを決めていきます。他社と差別化するためには同等性能で信頼性があるものを選びます。価格の安いだけでないRyzenの登場でメーカーが見直した結果、製品ラインナップが増えユーザーが選びやすくなりました。
今回は、いままでインテル1強だったCPUのシェアに一石を投じたAMD。Ryzen搭載の人気ノートパソコンをレビューします。
AMDのCPU搭載のノートパソコン|Ryzenおすすめの型番について
家電量販店やパソコン専門店に行くとシェアが増えてこともありRyzen搭載モデルがたくさん置かれています。
スタッフの方にRyzenおすすめの型番について聞いてみると。
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ノートパソコンのCPU=インテル
というイメージが未だに強いようで確認してきます。と回答されていました。
家電量販店のスタッフもテレビやホームシアターなどAV家電について知識がある方もいれば洗濯機や冷蔵庫など生活家電に詳しい方やガジェットの3軸ジンバルやDJIのドローンなどに詳しい方がいるので仕方がないと思います。
おすすめの型番は、3000番台なら最新世代のCPUであり高性能でおすすめです。家電量販店に並んでいるAMDのCPUのスペックを見て『Ryzen 5 3500U』などのモデルナンバーなら間違いありません。
自作PCを作った場合、Ryzen価格差にメリットあり
自作パソコンを作っている方は、AMD=低価格 というイメージ持たれている方が多いのではないでしょうか?
CPUをインテルと比較するなら似たようなスペックの商品で価格差をチェックしなければコスパがいいのか判断出来ません。
今回は、現行のインテル製最上位モデル Corei9-9900KとAMD Ryzen 7 3700Xと性能と価格を比較しました。
インテル製最上位モデル Corei9-9900Kのスペック
コア数 8
スレッド数 16
TDP 95W
最大クロック 5.0GHz
AMD Ryzen 7 3700Xのスペック
- コア数 8
- スレッド数 16
- TDP 65W
- 最大クロック 4.4GHz
同じようなスペックでありながら15000円ほど価格差がありコスパがいいことがわかります。性能に差がなくメーカーにこだわらない自作パソコンでAMDが評価されているのがわかります。
Ryzen搭載の人気ノートパソコン|HP ENVY x360レビュー
ここからはRyzen搭載の人気ノートパソコンについてレビューします。
インターフェースは、USB3.0タイプAが2つとUSBタイプCが1つ、microSDスロットなど色々なハードに対応できるので使い勝手がいいです。
ディスプレイを反転させるとタブレットのようになりノートパソコンとして、タブレットとして2つの機能をその時のシーンに合わせて使うことが出来ます。iPad miniやAirのように画面でメモ書きをすることも可能です。
タブレットというかバタフライPC欲しさにHP ENVY 13からENVY x360に買い換え~。Ryzen7+オンボード16GB+512GB。i5+8GB+512GBから見ると結構モンスタースペック。 pic.twitter.com/9P6kSwqfpu
— WAT (@wtr__55) May 6, 2020
外部ディスプレイには4K映像を出力することが出来るのでVOD(ビデオオンデマンド)、YouTubeやネットフリックス高画質な4K映像で楽しむことが出来る魅力的な機種です。
スピーカーは、キーボード面の上部に2つ、底面に2つの配置されていてBluetoothスピーカーなどの音響セットを接続せずに立体的な音でエンタメ仕様になってます。
CPUにRyzen 5 3500Uを搭載していることから性能がよく価格が抑えられているためAmazonから10万前後で購入出来ます。よく売れている人気機種のため品切れになることが多く入荷待ちになっている場合があります。
Ryzen搭載の人気ノートパソコン|マイクロソフト Surface Laptop 3 ※15インチレビュー
マイクロソフト Surface Laptop 3 の15インチモデルに関しては、一般向けモデルはRyzen製のCPUを搭載しています。法人向けはインテル製になっています。
OSは、Windows 10 Home。Officeは、Home and Business 2019と最新のものを搭載しています。
解像度が2496 x1664と高く15インチの大型ディスプレイでも鮮明に写すことが出来ます。
インターフェースは、 USB-C /とUSB-AがありSurfaceConnectもついています。
720万画素の前面カメラが標準仕様でスカイプなどのテレビ電話やフォートナイトなどオンラインゲームも楽しむことも可能です。
CPUは、Ryzen 5 3580Uを搭載しておりSurface専用の特注仕様となっています。
まとめ
マイクロソフトまでが『インテル入ってない系』を商品化しラインナップに揃えています。
2019年は、AMD CPU搭載パソコンのシェアがおよそ14%となり1年前と比較するとシェア5倍になり一部の商品(HP ENVY x360)では納期待ちにもなっています。
USB-CにSDカードスロットなど拡張性もあり2in1なのでタブレットみたいな使い方も出来る4つのスピーカーで迫力ある音を楽しめる
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HP ENVY x360
CPUがRyzenの最新世代『Ryzen 5 3500U』を搭載しているので低価格で性能がいいのでおすすめです。
インテルが供給不足になっているためRyzen採用を拡大しているのも事実ですが価格据え置きで性能がいいのでオリンピック始まる2020年頃にはシェアがまだ伸びていくと思っています。
家電量販店でAMDのCPU搭載のノートパソコンを買うなら。。。最新世代の3000番台であること確認してください。